突撃!隣のアーティスト!
諸星敏夫さん(庭師、上富在住)
「突撃!隣のアーティスト」は、三芳町にあふれる様々なアーティストを訪ねてインタビューしていく企画です。記念すべき第1回は、上富在住の諸星敏夫さんを訪ねました。
諸星敏夫さんが代表を務める「諸星造園」は昭和42年(1967年)頃に創業し、約半世紀、親子三代にわたって造園業を営んでいます。
造園業は、一昔前には「植木屋さん」と呼ばれていましたが、植木の剪定から庭石の配置、垣根の設置や時には草むしりなど、庭園などの空間を創る仕事です。
芸術はしばしば「生きる力を持つ」とも言われますが、諸星造園のホームページにも「お客様が、庭や植木を観て『前向き』な気持ちになれるような空間を、ご提供できるように真心こめてお仕事させて頂いております。」と書かれています。
—造園業をはじめたきっかけは?
親父がやっていたからというのが理由ですが、二十歳の頃から手伝いはじめました。ちょうど成人式のあたりからです。親父がその頃に親方から独立したので、手伝うようになりました。その前は普通のサラリーマンでしたが、どうも性に合わない。やっぱり親父の背中を見ちゃったのかな。気づいたらこそこそやるのが好きで(笑)
—諸星さんにとって理想の庭園とは?
一時期は造園ブームで個人の家でも池を作ったりしましたが、やはり目指すところは日本庭園ですね。日本庭園のカレンダーをいろいろ買って、こういうのを造ってみたいと参考にして追求しましたね。
時が経って、若い頃に手がけた植木や石の写真を見返すと、「あれ、なんでこんなことやったのかな」と思うこともあります。かっこよく言えば腕が上がったんでしょうね(笑)