アートは野となれヤマとなれ
ペタリングジャヤ フォークロアフェスティバル
マレーシアはペタリングジャヤ市にやってきました!
ペタリングジャヤ(PJ)は首都クアラルンプールに隣接する衛星都市。
ここで開催される「フォークロアフェスティバル」に三芳町が招待されたのです。
(いきさつについてはこちら)
東南アジア諸国にあるマレーシアは東京から5,222km離れており、赤道から程なく近い熱帯地域。四季はなく常夏で、気温は年間通して30度を超えます。
午後9時(日本時間で午後10時)からのフォークロアフェスティバルに先立ち、午前11時から、PJ市内のショッピングセンターで三芳町と韓国の団体が出演しました。
韓国からはオペラと合唱の2団体がすばらしい演奏を聞かせてくれ、会場は大盛り上がり!
続いて三芳町は竹間沢里神楽保存会の出演です。
演目は「敬神愛国」。恵比寿、大黒、もどき、おかめが登場し、豊国を祈るという内容です。
日本特有の衣装と面をつけた演者が、独特の太鼓のリズムと笛の調子によって舞う姿は、マレーシアの人々にとってとても新鮮のようで、多くの人が魅了されていました。
また、いま舞っている内容がどんなものかを同時に英語でアナウンスしたので、現地の人たちにも楽しんでいただきました♪
夜は会場をケラナタウンパークの特設ステージに移し、ダト・モハマド・アジジPJ市長の開会宣言を経て、オープニングセレモニーが始まりました。
マレーシアの民族舞踊から始まり、韓国、インドネシア、日本の友好都市による伝統芸能パフォーマンスに続きました。ここでも日本特有の舞いと音楽に多くの観衆から喝采を浴びました♪
敬神愛国は、大黒が「そもそもまかりいでたるは、出雲国を造り固めし大黒天のみことなり。本日お集まりの方々に、良き幸いを招きもうさん。いでいで宝を参らせむ。」と神楽歌を歌い、小槌から小判を振り出して観客に撒くのですが、今回は小判に代わり折り鶴を撒くことにしました。この折り鶴は、竹間沢里神楽保存会のメンバーや、淑徳大学の学生、歴史民俗資料館に協力を仰いで、日本とマレーシアの友好の証となるよう願いを込めて作ったものでした。マレーシアでも折り紙は「ジャパニーズクラフト」として知られていますが、実際に手にする機会は少なく、とても喜んでもらいました!
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