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突撃!隣のアーティスト!

突撃!隣のアーティスト!

三島テツ子さん(藤久保在住)

   

 

秋田出身の三島テツ子さんは、昭和52年に藤久保に引っ越してきました。とても活発な方で、人をもてなすことが好き。7年前から藤久保の自宅で落語会を開いています。

 

三島さんのお店の開店1周年記念に開かれた落語会。

▶落語会を開こうと思ったきっかけは?

2010年が第1回目でした。きっかけは、私が開いていたランチのお店が一周年で、お客さんもありがたいことに増えていたこともあり、その御礼をと思って何かできることをと考えまして、知り合いだった落語家の三遊亭萬橘さん(当時は三遊亭きつつき)をお呼びして落語会を開くことにしたんです。人をおもてなしするのが好きで、ついついうちにやってきた人に「ご飯でも食べて行きなさいよ」って言っちゃうから、主人にはよく怒られます(笑)

 

▶小さい頃はどんな子でした?

運動はだめでしたね。本はいつも読んでいました。水上勉さんとか見城美枝子さんだとかいろいろな方の講演会にも行きました。秋田の田舎でしたので、中央の人の話を聞くのがとても楽しみで、ワクワクしながら聞きに行きましたね。不思議と友だちはいっぱいいました。高校は寮生活でしたので、今みたいに携帯なんて無いから、手紙をよく書きました。書いたり読むのは今でも好きです。就寝前に点呼の時間があって部屋の前に寮生が並ぶんです。そのときにお手紙が届いている人の名前を呼ばれるんですけど、先生から「テツ子さんにはいつも手紙が届きますね」と言われていました。そのくらいしか楽しみがなかったというのもありますけども。投書も好きで、よく新聞や雑誌に掲載されました。 

▶“おもてなし”の精神は手紙から来ている?

やっぱり手紙をもらったらとても嬉しくなります。今でも手紙派です。手紙は相手のことを思いながら書くので、思いやりの心がなくてはなりません。何かちょっとした出来事、例えば「お庭にお花が咲きました」とか「春になったからあなたのことを思ってみました」などあればすぐ手紙を書きます。離れてしまってもお手紙でおつきあいをしてきたから、沖縄から北海道まで全国に友だちがいるの。その土地のことを教えてくれるから楽しくて。思いやりが時には押しつけになってしまうこともあるかもしれませんが、相手を思いやる気持ちがあるからこそ、おもてなしにつながっているかもしれませんね。

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