11月16日に狭山市市民会館にて行われた第40回埼玉県アンサンブルコンテスト西部地区大会にて、藤久保中学校吹奏楽部の木管八重奏が金賞に選ばれ、県大会への切符を手にしました。また、この日に出場した他のチームも全て入賞し、これですでに代表を決めた三芳東中を含め、三芳勢は全チームが入賞するという快挙を成し遂げました。
金賞を受賞した木管八重奏は、午前の部の最後に出場しました。曲目は松下倫士作曲の「土蜘蛛伝説〜能「土蜘蛛」の物語による狂詩曲」。フルート2、クラリネット2、バスクラリネット、アルト＆ソプラノサックス、テナーサックス、バリトンサックスの全8パートから成る曲です。奇しくもこの日4番目に出場した三芳中と同じ曲目でした。平安時代の武将、源頼光と蜘蛛の化け物の闘いをモチーフとし、途切れることのない緊張感を表現するのがとても難しい曲です。
藤久保中学校吹奏楽部の顧問を務める松本和美先生は、「この土蜘蛛という曲は子どもたちがインターネットで探して決めた曲です。楽譜を見てあまりの難しさに『こんな曲演奏できるの？』と思いましたが、今日の演奏はジーンと来る本当に良い演奏でした。8人中4人が1年生なのに、木管チームの底力を見た思いです。大変な練習を乗り切った8人に大きな拍手を贈ります。関東大会目指してがんばれ！」とエールを送りました。
三芳勢の全結果は以下の通りです。
三芳中・木管八重奏＝銀賞
三芳中・金管八重奏＝銀賞
三芳東中・打楽器三重奏＝金賞＆代表
藤久保中・木管八重奏＝金賞＆代表
藤久保中・打楽器四重奏＝銀賞

県大会、さらにその先を目指せ！

三芳東中に続き、県大会への出場を決めた藤久保中。県大会に三芳町から2チームが出場します。県大会は12月10日(土)。所沢市民文化センター「ミューズ」にて開催されます。入場料は700円（当日券のみ）。問い合わせは埼玉県吹奏楽連盟事務局まで。